人狼なんているわけないじゃん。みんな大げさだなあ

狼・・・こわい・・・
羊A『カタリナはいつまでたってもビビリのおこちゃまだよな。だらしねぇぜ、けけけ』
羊B『俺と相棒のコンビネーションさえあれば、怖いものなんてありゃしないのさ！』

マリー、メリー、あなたたち・・・いつも態度が悪い・・・
マリー『ほっとけ』
メリー『おめーが静か過ぎるんだよ、リナ。おかげで俺たちゃ毎日フォローに大忙しさ！乾し草奮発してくれよな！』

人狼…ですか。
本当にいるんでしょうか…。

狼も肉ばかりだとバランス悪いだろう。
ウチのパン食べてくれないかなぁ

メリー『はらへった。おいオットー、乾し草入りのパン作れ』
こ、こらっ、メリー、静かにして・・・
メリー『うっせーな、俺ッチは空腹なんだよ！』
マリー『俺は好き嫌いないから肉でも食うぞ。柔らかいの限定だけどな』
もう、二匹とも・・・

わたし、オットーお兄ちゃんのパン大好きだよ。おおかみさんも好きだといいんだけどね。

カタリナおねぇちゃん、ヒツジさんと仲良しでいいなぁ〜。私にもさわらせて！

いいよー。頭なでてあげてねー。
マリー『けっ、お子様は眼中にねえんだよ。むちむちの姉ちゃん以外は俺に触るの禁止っ』
メリー『まぁまぁ、ガキはガキで乳臭いのがいいって話しだぜ！？』
こ、こら、何を話しているの・・・？

カタリナの羊は凶暴だなや…。
みんな気ぃつけるだよ…。

うーん…どうするだかねぇ…みんな少しずつ集まってきてるからなぁ…。
ええと、今日はみなさんにお伝えしなければいけないことがあるんだけんども…。あんまり混乱しないうちに、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ…時間もらってもいいだかね…？

実はオラは、農夫じゃなくて、農婦だっただぁよ…。
これには深い訳があるんだけんども…。
ん…ちょっと、家の中での喋り方にするね…。

まず、（これはママから聞いた話なんだけど）あたしが産まれた時、『なんで農家の嫁が女を産むんだ！』ってパパが大暴れしたらしいの。パパ、ちょっと落ち着いたと思ったら、『…こいつは男だ。農家の子供なんだから男に違いねぇ』とか言ったらしいのよ。ママも抵抗したらしいんだけどね。パパは、みんなも知っての通りの酒乱だし、力も強かったし、ママにはどうにも出来なかったらしいのよ。

あたしもね、ちょうどあたしがリーザちゃんの頃のコト、ちょっと覚えてるんだ。
毎日お酒を飲んで暴れて帰ってくるパパに『ヤコブだなんて男っぽい名前つけて、この子の人生曲げてまで選んだ農家を飲み潰す気なんですか！？』って言うママ。『うるせー！こいつは男なんだよ！』って、ママを殴るパパ。

それを見て、あたしも男として、男だって自分でも思い込むことに決めたのよ。
あたしが外で男として生活してる限り、家の中で何しててもパパは怒らなかった。それだけであたしは充分だと思った。でもね、パパの四十九日も昨日終わって、ママの三回忌も終わって、気づいたの。ああ、あたしはもう自由なんだな、って。

人狼とか、怖い噂が立ってるときにこんなことみんなに言うの怖かったんだけど…。今日を逃すともう言えない気がしてたの…。みんな、今まで黙ってて…ごめんね…。
みんな、今までどおり接してくれればいいから…。
ただ…みんなにもうウソをついていくのがイヤになっただけなのよ。

一気にまくし立てちゃってごめんなさい…。
ちょっと、寝るね…。

メリー『はらへった、早く厩舎につれてけ』
マリー『ねみー』
まって・・・ヤコブのはなし・・きくの・・・

カタリナさん、驚かせてごめんね…。
これ、あたしの畑でとれた野菜なんだけど、羊さん達にあげてちょうだい…。

マリー『よおよおヤコブ、ギャグにしちゃヒネリがないぜ、笑いにうるさいおいらはそんなんじゃ点数あげられねーなぁ』
メリー『でた！相棒の羊ならではのきびシープロ根性！』
マリー『おいおい、そのギャグもキビシーぜ！？わっかりづれぇよ、ゲラゲラ！！』
ヤコブ、しんじる・・・はなしてくれて、うれしい。

人狼だって？
今までそんな存在聞いたことがないよ。

ちゃかしちゃ、だめなの・・・。
メリー『・・・ちっ、わるかったよ』
マリー『（こそこそ）』
メリー『あっ、オマエ一匹だけ逃げんな！ずりぃぞ！』

な、なんかすごいことになっている・・・・
にしても、君ん所の羊って人語を解するのか・・・ｳｯｶﾘｼﾀｺﾄﾊｲｴﾝ

リーザ、そう言ってくれてありがとう。今度新しいパンを作ったら試食して。

や、ヤコブ・・・・実はオスカル様だったのかっ

しゃべる羊も初めてみたな。
なら、人狼がいてもおかしくはないか。
オスカル様もいるみたいだしな。この村には

……おはよ……

おはようございます
カガミカガミと…

(眠たげに目をこすり)
……おやすみ……

このこたち・・・最近急に話すようになったの・・・びっくりなの・・・
マリー『目立つ気はなかったが、狼騒動となると黙っちゃいられねぇ。根暗なカタリナには任せちゃおけねぇ、自分の身は自分で守れってね』
メリー『食うか食われるか。ゾクゾクするぜ相棒ぅ！』

おはよう。

おはようございます。人狼ですか？
神の名の下に成敗ですな

みんなはやいな。

おはようございま〜す
刃狼ですって？皆様お目が高い！
狼の牙のように鋭いこの剣を持ってすれば、狼が獲物にするような動物は大抵スパッと切れますよ〜

狼が切れないと意味がないのですが・・・と突っ込みを入れておく

おっと、神父様、これは手厳しい！
そんなあなた！狼除けの鈴はいかが？
この鈴は音が鳴らないようにみえて、実は狼にしか聞こえない不愉快な音を発生する鈴なので、（多分）狼が近寄ってこない（はず）代物です

おはよう諸君、珍狼なるものが出現してるそうですな。

やぁ、おはよう
人狼だって？本当に居るのか？

どうしたんじゃ・・・？

人狼ってのがいるらしいぜ。じいさん。
俺としてはしゃべる羊の方が不思議でならないがね。

人狼・・・？そうか・・・伝説は本当じゃったっか！！

なんだ、じいさん人狼の事なにか知ってるのかい？
是非とも教えてくれないかね。あとはあのしゃべる羊の事も。

うちに『人狼』というタイトルの古文書があってのぅ・・・何が書いてあるのか、読むことはできんのじゃが・・・わしのじいさんからその化け物の話を聞いたことがある・・・
太古、人狼は人間を使役するほどの力を持っておったらしい・・・

・・・何をいっとるんじゃ？羊がしゃべるわけあるまい・・・？わしには、何も聞こえんぞ・・・？

おっと、耳の遠くなられたそこのご老公！
そんなあなたにオススメなのはこの補聴器！なんと最新鋭の技術が使われており、これをつければ羊の話し声はどころかアリの足音さえ聞き逃すことはありません！

どれどれ・・・つけてみようかのう・・・
むむっ・・・
狼同士のささやきが・・・聞こえるわけあるまぃ・・・

アルビンはなんでももってるな。
狼が出たときは頼りにしてるぜ。

さて俺は出かけてくる。帰りは昼過ぎになるな。

フフフフ･･･
（そろばんをたたきながら）
もらうものはちゃんと戴きますよ？

おっはよー。
こんな朝早く集まってどうしちゃったの？

どうやら変な噂が広まっているようね。
狼さんか・・・やっぱり毛むくじゃらなのかしら？

メリー『おいおいニコラス、九官鳥だって喋るぜ？喋る馬がいるなんて話も聞いたことがあるな。羊だけおかしいなんて、そりゃないぜベイビー！』
マリー『差別はんたーい！基本的羊権の侵害を許すなー！』
・・・だそうです。

その羊・・・おいしそうじゃのぅ・・・
そうじゃっ！みんなでジンギスカンと洒落こまんか・・・？

たべちゃだめなの・・・うるうる
マリー＆メリー『メェェー（びくびく）』

そうですよ！
カタリナさんが大事に育てている（喋る）羊を食べてしまうなんて･･･（もったいない）
どうせなら･･･（売ったらがっぽり）

なんじゃ、食用じゃないのか・・・それではしょうがないのぅ・・・
最近さむぅなってきたから、羊の毛皮がほしいと思っとったんじゃ・・・それならよいじゃろぅ・・・？

そんなことしたらマリーとメリーが寒いの・・・しくしく
メリー『（このじじい、後でこっそり泣かす・・・）』
マリー『（ダチ呼んで集団暴走に巻き込んでやろうぜ、けけけ）』
・・・？

おっと、そろそろいったん失礼させてもらいます
また夜にきますね
ちなみに明日は仕事があるので昼〜夜にかけてこられないのであらかじめご了承ください
では〜

カタリナのとこの羊たちは良い目をしとるのぅ・・・
『ふぉっふぉっふぉ・・・若造どもがずいぶんいきがっとるのぅ・・・羊は羊らしくメェメェないとるのがお似合いじゃぞぃ・・・』

さて、運命の時が近づいて参りました。
神の名の元に邪魔者の排除をここに宣言いたします。某漫画のアンデルセンとかいう神父に負けないように・・・

わしは不定期になるが、ちょくちょく顔を見せられると思うぞぃ・・・みなの議論タイム（おそらく夜になるじゃろうが・・・）にあわせて出現しようと思う・・・
ただ、今晩は少しヤボ用があって、顔を見せられんかもしれんがの・・・

わたしも神様にお祈りするの・・・

カタリナは良い娘じゃのぅ・・・
『こりゃっ！！おまえら２匹は本当に子羊なんじゃから、「神よ・・・われら子羊をお守りください・・・」と祈るんじゃっ！！』

とりあえず当店の営業時間を・・・
といってもフレックスです。
コアタイム01:00〜02:30、09:00〜10:30
ただし不定休だったりしますのでご了承を

メリー『救いようのない爺さんの魂が
神様に赦されますように、ときたもんだ』
マリー『アーメンそーめん冷やそーめん』
メリー『おいおい相棒、何世紀前のギャグだい？ゲラゲラ』
・・・？

あの、あの・・・
メリー『こう見えてリナは忙しいからな、いつも決まった時間に集まれるとは限らないぜ！』
マリー『なるべく事前に伝えるようにするけど、そこんとこヨロシクゥ！』