プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了
mode : 人 狼 墓 全
村娘 パメラ は 羊飼い カタリナ に投票した。
木こり トーマス は 羊飼い カタリナ に投票した。
羊飼い カタリナ は 村娘 パメラ に投票した。
村長 ヴァルター は 村娘 パメラ に投票した。
村娘 パメラ は村人達の手により処刑された。
木こり トーマス は 羊飼い カタリナ に投票した。
羊飼い カタリナ は 村娘 パメラ に投票した。
村長 ヴァルター は 村娘 パメラ に投票した。
村娘 パメラ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、村長 ヴァルター が無残な姿で発見された。
もう人狼に抵抗できるほど村人は残っていない……。
人狼は残った村人を全て食らい、別の獲物を求めてこの村を去っていった。
人狼は残った村人を全て食らい、別の獲物を求めてこの村を去っていった。
楽天家 ゲルト (master)、死亡。村人だった。
神父 ジムゾン (alpha)、死亡。人狼だった。
行商人 アルビン (Loo)、死亡。狂人だった。
村娘 パメラ (strike-saber)、死亡。霊能者だった。
農夫 ヤコブ (niku)、死亡。人狼だった。
宿屋の女主人 レジーナ (しばいぬ)、死亡。共有者だった。
旅人 ニコラス (silflu)、死亡。狩人だった。
木こり トーマス (tmatsuo)、生存。人狼だった。
少女 リーザ (surpeiseme)、死亡。共有者だった。
パン屋 オットー (ghazban)、死亡。村人だった。
羊飼い カタリナ (みゅー)、生存。村人だった。
少年 ペーター (gf-cf4)、死亡。占い師だった。
ならず者 ディーター (rabbit)、死亡。村人だった。
青年 ヨアヒム (ayu)、死亡。村人だった。
老人 モーリッツ (まぞっほ)、死亡。村人だった。
村長 ヴァルター (rot)、死亡。村人だった。
神父 ジムゾン (alpha)、死亡。人狼だった。
行商人 アルビン (Loo)、死亡。狂人だった。
村娘 パメラ (strike-saber)、死亡。霊能者だった。
農夫 ヤコブ (niku)、死亡。人狼だった。
宿屋の女主人 レジーナ (しばいぬ)、死亡。共有者だった。
旅人 ニコラス (silflu)、死亡。狩人だった。
木こり トーマス (tmatsuo)、生存。人狼だった。
少女 リーザ (surpeiseme)、死亡。共有者だった。
パン屋 オットー (ghazban)、死亡。村人だった。
羊飼い カタリナ (みゅー)、生存。村人だった。
少年 ペーター (gf-cf4)、死亡。占い師だった。
ならず者 ディーター (rabbit)、死亡。村人だった。
青年 ヨアヒム (ayu)、死亡。村人だった。
老人 モーリッツ (まぞっほ)、死亡。村人だった。
村長 ヴァルター (rot)、死亡。村人だった。
老人 モーリッツ 午前 9時 15分
オットーが突然死せんで8日目があったとしても
トーマス吊りという方向にはいかんじゃろうなあ・・・ やはりこの村のハッピーエンドはパメラ暴走皆殺しエンドしかなかったんかorz |
村長 ヴァルター 午前 9時 20分
パメラー、真面目にごめんよー。
ほんとうにすまんかったー。 6日目、7日目のログを見て、自分を吊りたくなりました。 最期の最後でチーム全体のことをかんがえれなかったなあ・・・・。 |
村長 ヴァルター 午前 10時 3分
懺悔したいけど、神父は狼だったりするし。どこまで言っても救われない感が・・・。
ディーター、わしも飲みます。 やけ酒・・・、酒タル一個もってこーい。 うぉぉぉぉぉぉぉぉん; |
村長 ヴァルター 午前 10時 15分
とはいえ、人狼さん側、お見事でした。
今後、人狼側やるときに参考にさせてもらいます。 まだ、村人しか配役あててもらってないので、今度は能力者やってみたいなあ。 今回の村側の敗因はやっぱり、共有者1CO黒発言ででた占い師が食われたときに、もう片方の占い師を吊らなかったっていう部分になるんだろうなと思いました。 |
村長 ヴァルター 午前 10時 42分
今日はこれから仕事があるので,席をはずします。次に来るのは夜遅くなりそうです。
突然死は一人こそ出ましたが、全体的に殺伐とならず雰囲気のいい村だったと思います。蒼ログ、赤ログも盛り上がってますし、負けたのはほんとうにくやしいっすけどね。 |
村長 ヴァルター 午前 10時 48分
あーあと、ジムゾンさん、A246村のトーマスさんと私は何の関係もありませんです。
公文章や論文上でかたい感じのものはああいう書き方になるので、村長らしい発言っぽくなるかなあと思って、ああいう書き方になっているだけです。 途中で見易さ重視に変更しましたけども・・・。 |
羊飼い カタリナ 午前 10時 55分
皆さん、お疲れ様でした。
ミスの連続で村側を困惑させてしまい本当にすみませんでした。 パメラさん、本当に申し訳ないです。アナタを最後で疑ってしまいました。アナタがいかに無念であったかを考えると・・・言葉にもなりません。私、アナタの羊になります。バリカンで坊主にするなり、売り飛ばすなり、解体するなり好きにしてください。 |
木こり トーマス 午前 11時 18分
アルビン
狂人じゃ無いと思って黒判定しちゃったよ。 やりづらかったでしょう。済みませんでした。 アルビンの霊能者騙りは結局成功だったと思いますよ。あれのおかげで、最後までパメラへの疑惑が残ったのですし…… |
旅人 ニコラス 午前 11時 22分
うむー、レジーナさん独り言でもおっしゃってるように、かまかけすぎだったかもしれないっすね。もうちょっと自由に(意味のあることを)喋らせて、そこから情報を取捨できるとええのかもかも。
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村娘 パメラ 午後 1時 29分
あの…こんにちは、うかつ霊能者パメラです…
…ええっと、とりあえずはおめでとうございます、やっぱり自分の目(蒼)言ったことは信じないといけませんね…とはいえ、それで勝てたわけではありませんが… あ、矢張りニコラスさんが狩人でしたか…発言で結構透けていたのでどうしようか迷いました… |
村娘 パメラ 午後 1時 32分
とにかく、私は人狼に殺されなかっただけで満足です、あの日50%に賭けて生き残った瞬間で私の勝負は終わってました。前のときも50%で負けてしまったので、どうせ負けるなら、確率なんかに左右されないで勝負をつけたかったな、と思いました。結局、疑いからはずしてしまったトーマスさんが人狼で、個人的にはほっとしました…
|
ならず者 ディーター 午後 1時 55分
パメラ、疑いすぎて申し訳なかった…orz
RPステルスはRPステルスでも怪しいRPはむしろ能力者と見ろ、という教訓をいただきました。 鋭さが好きでした。特に昔の自分(CO後)に戻ってからの!なるほどな、こういう持っていきかたもあるのか、と。 |
村娘 パメラ 午後 2時 20分
其の都度、其の都度で修正しながらの迷走でした…私が得たのは、最善のパターンへともっていくには、それなりの運が必要ということかしら…
あ、それと、アルビンのヤコブ斬り霊能者COはある意味見事でした…。最終日ああで言っていないと収まりがつかないくらいには…その、タイヘンでした… 私の基本戦術が疑念トラップしかないと言うのも問題かも… |
木こり トーマス 午後 2時 23分
ジムゾンへ
六日目夜の投票でパメラに投票すれば勝てたんですよね。ヴァルターの罠では無いかと思ったのが理由です。まあそれは考え過ぎだったのですが…… ただ、結果的にはそれが良かった。完全に疑惑圏外に脱出できました。 |
木こり トーマス 午後 2時 26分
六日目と七日目は結構うまく村人を演じられたと思いますが、それもヤコブとジムゾンの犠牲のおかげです。
そうそう。ジムゾンの死に際は、素晴らしい演技でしたね。あのおかげで、パメラへの疑いが濃くなりました。 |
村娘 パメラ 午後 2時 28分
結局自分のトラップにはまってしまったんですよ、ね…トーマスさんが私に同調したのをうたがいなく視てしまった段階で私は負け確定です…そもそも、50%で生き残った時点で負けた気分ですので…なんといいましょうか…負け負け?
|
木こり トーマス 午後 2時 29分
ヤコブも、不運にも勘の強いレジーナに占い対象になってしまった割には、落ち着いて占い師を騙ってくれました。
風邪ひいてるにもかかわらず頑張ってくれてありがとう。 それと、あまり的確なアドヴァイスが出来なくて済みませんでした。ヤコブの占い師COの文章を添削した時、占い結果を追加するべきでした。全然気づかなかった(w |
村娘 パメラ 午後 2時 32分
あの…大したことじゃないんですけど…私の基本理論武装「疑念トラップ」について説明しておきますね…?
疑念トラップは、基本的に何かを疑わせることを其の主軸においています。つまり、発言によって他の人にそのままの意見でいいのか、と考え直させることが基本になっています。 |
木こり トーマス 午後 2時 35分
六日目に残った六名の中では、パメラが一番恐かったですね。
私はパメラが霊能者である事を知っていましたから、パメラが疑われて歯痒い思いをしている事は判っていました。 だからパメラを信じる発言をしておけば、パメラには疑われる可能性が減るだろうと思いパメラ寄りのスタンスを通しました。 |
村娘 パメラ 午後 2時 35分
それと、最近まできづかなかったのですが、私にはよくとる理論武装がもうひとつあるみたいです(ログ読んでました)
それは、可能性除去、とでも呼んでみましょうか…これこれこうしたら、こう来るだろう、という予測で先行してその手ででてくるのをストップさせるというものです…もっともこれをやるには、そういった可能性を全て殲滅して、封殺に持っていかないと意味ないんですけどね…どちらも、言ってることが微妙なのに加え |
村娘 パメラ 午後 2時 37分
なかなか、発動しないんですよね…これ。
推理の上手い方が最低限の発言で封殺するのをいつかこの眼でみたいですが…まぁ、この世にはもっと有効な個人戦術があるとおもうので、そんな機会はなさそうですね… |
木こり トーマス 午後 2時 40分
パメラへ
推理だけじゃ村は動かせませんよね。説得力・リーダーシップも必要です。 なんと言うか、間違った理屈を述べているにもかかわらず発言力の強さで村が傾いた例を何度も見ているから……(w |
老人 モーリッツ 午後 5時 6分
ワシの直感当たらなかったんじゃ〜・・・
ヴァルターとカタリナが怪しいと思っておったし〜 トーマスは狼だったら最悪だから信用しちまったし〜 よし!これから自分が信用できると思った人間を吊ろう |
ならず者 ディーター 午後 5時 14分
うーん、この村かなり勉強になります。
論理派さん多かったのね。精進精進♪ まとめサイト誰かダイジェスト書いてくれる人募集です…orz 早期に墓いった文才ゼロ人間には難しい。 |
村長 ヴァルター 午後 9時 52分
さて,再び登場お疲れ様でした。
ニコラスさん、ダイジェストお疲れ様です。 リーザさん、自分も黙祷ささげます。 言われて始めて気づいたんで、何とも情けない話ですが・・・・ログきちんと読む癖つけないとなあと実感しました。 |
宿屋の女主人 レジーナ 午後 10時 44分
こんばんは。
今回はどちらとも共有者が初だったのですね。リーザちゃん大変なときに突然死もしないでお疲れ様でした。 ニコラスさん、本人はカマをかけたつもりは全くなく、全て天然です。多分、地雷を踏んだとしても本人は気がつかないことでしょう。 |
神父 ジムゾン 午前 1時 16分
ふぅ・・・そろそろ終わりが近づいてきましたね。
みなさん、おつかれさまでした。 だましてしまった村人さんすみません。教会で懺悔します(−人− >ディーさん おでんは巾着ですよ、巾着!!! |
ならず者 ディーター 午前 1時 27分
神父、あなたは本当に最後まで村人を演じてましたねー、墓下でも完全にダマされました。最終日があったことにびっくりした。
最後まで残る狼は逆に人間ぽいキャラが多いんだよなー。ほんとに。 |
ならず者 ディーター 午前 1時 29分
トーマスさん、朝はいきなり失礼なこと言ってすいません。
だけどあこでの分析力・推理力を見てたから「なるほどなー」なんて頷いてしまいました。 初心者のハッタリを脅威と思わなくなったあたり。やっぱ脱帽ですよ。 |
ならず者 ディーター 午前 1時 31分
レジーナさん。あれくらいの強い引きが共有者には必要だよね。単なる白確定のまとめ役ではできない仕事です。
独り言を読んでて、すごい考えてやってるんだなーと実感しました。今度共有者やるときに参考にさせてもらいます。つーか共有者やりてー…って人なかなかいないよね。 |
ならず者 ディーター 午前 1時 35分
ヤコブさん。途中多弁になったあたりからやっぱ怪しいなーと思ったんだけどね。次には死んでたし。くっそ。
風邪大変なのにお疲れ様でした。墓で絡んですいませんでしたー(コレ一番いいたかった)。 |
ならず者 ディーター 午前 1時 38分
パメラさん。途中まで本気で疑ってましたまじごめんなさい。オドオドRPの中にキラっと光る論理があったので、長い目で見て能力者COのときにキャラが変わっていくのかと推察しました。でも本物だったのね。狂人かと思ってた。まじすんません。最後おつでした。
|
ならず者 ディーター 午前 1時 39分
最後にみなさん…ディーターキャラ故の暴走ほんとにお赦しくださいませ。ディーターをやるのは初めてで、キャラによる発言力の違いをまじまじと実感しました(いつもアルビン・ニコラス)。見事にミスリードorz
次はおとなしめで行きたいと思います…。 |
宿屋の女主人 レジーナ 午前 1時 42分
ディーターさんこそ墓上でも墓下でも盛り上げ役をありがとうございました。私は学ぶことが沢山ありましたよ。推理が光りすぎて早々に食べられてしまったことが村にとって痛手でしたね。
|
宿屋の女主人 レジーナ 午前 1時 47分
レジーナはタダでさえ信じてもらえないキャラだと思いましたので、なるべく主張は少なめにと思ったのですが、私が突っ込み系なものですから要所要所に強引さが出てしまったかもしれません。共有者って難しい。でも、信じてもらえない能力者さんの方がもっとつらいのでしょうね。お疲れ様でした。
|
村娘 パメラ 午前 2時 1分
…そろそろだれもいなくなった頃かな…?
(こそこそ) よし、今のうちなら大丈夫そうね…昔のつてを使ってカタリナの羊買い占めちゃったワケだけど…ま、最初から戻すつもりだったからこの辺に放しておけばいいわよ…ね?がんばってお金稼いで、カタリナを買い戻すんだよ。わかった?(ひつじ:めー) |
村娘 パメラ 午前 2時 7分
V.S神父
ざぁ、と風が梢を揺らし、天高く昇った蒼い月が無慈悲に地上を見下ろしていた。 夜、人狼におびえる者たちが暮らしていた筈の家々には、もはや半分も明かりが灯っていない。多くが人狼食われ、あるいは人狼と疑われ処刑されたが故であった。 当然、道行く人など殆どいない。月が見下ろす夜道には、時折吹きすさぶ風ばかりが通りすぎるのみ。 |
村娘 パメラ 午前 2時 16分
と、そんな夜道を丘の上の教会へ向けて歩く姿があった。神父ジムゾンだった。今日も通例となった人狼を突き止めるための会議を終え、住処でもある教会へと帰るところである。
寒風は、神の寵愛篤いはずの彼の体も容赦なくたたき、ジムゾンはカソックの上に羽織ったコートの前をかき合わせた。 今宵もよく冷えますね。 そんなことを呟きながら、彼は何気なく空を仰いだ。 天空には、ただ大きな月が、ぽっかりとかかっていた。 |
村娘 パメラ 午前 2時 24分
星々は、そんな月の輝きに色を失ったらしい、ちらほらと冬の空で明るく輝いているはずの星々は、まるで今しも消え去ってしまいそうにしか見えない。
それは、まるで、この先にあるだろう勝利を、予見させてくれるかのようだった。 ジムゾンは、その優しいと評されることの多い顔に思いがけず昏い笑みをうかべた。 そう、今日の会議で彼は半ば彼の思った方向へと会議を導くことが出来たからだった。 |
村娘 パメラ 午前 2時 32分
不覚にも漏れてしまった笑いを彼は手で隠した。誰が見ているわけではないとは思ったが、それでも用心するに越したことはないからだ。しかし、勝利を目前にして、この沸き立たんばかりの胸を押さえるのには、それなりに苦労しそうだった。
目前に迫った勝利。しかしそれは他の村人が思い描いているようなものではない。 彼にとっての勝利とは、そんな甘い勝利を夢見ているような愚かな村人を一人残らず喰い殺すことだからだ。 |
村娘 パメラ 午前 2時 37分
彼は、人狼だった。
この村を仲間とともに訪れ、各々村人になりすました。彼は、その村の神父を喰い殺し、まんまとその神父になりかわった。 そのことに、村人は殆ど気づいていないようだった。 食欲を押さえきれず思いがけず村人を襲ってしまってから6日が経った。疑いは無論彼にも向けられ、それを回避している最中、仲間の一人は村人に処刑されてしまった。 |
村娘 パメラ 午前 2時 40分
紆余曲折を経て今日までやってきた彼は、その日々を振り返りながら、自分が思いがけず危ない橋を渡ったりしたことを思い出した。今でこそ笑ってしまうようなことだが、実際、あそこで上手く仲間がサポートしてくれなかったら本当に危なかったのかもしれない。そのことは少し彼の背筋をひやりとさせた。
しかし、それも明日で終わると思うと、矢張り押さえきれない喜びがわいてくると言うものだ。 |
村娘 パメラ 午前 2時 45分
今頃は、死んだ者の魂が見られるとか言う生意気な小娘が、村人の手で処刑されているはずだった。
わかりすぎることは、己の身を滅ぼすのだと、小娘は身をもって思い知っていることだろう。 それならばいっそその顔をみてやりたいと思ったが、元々の神父の性格上そんなことは出来ない。うかつにそんなことをすれば疑われるのは自分かもしれないのだ。勿論そのときには手遅れなのだが。 |
村娘 パメラ 午前 2時 48分
それならば、何の問題もなかったではないか。神父は唐突にそう思い至った。もはや村人に抵抗するだけの人数がいないのならいっそ、小娘が死んだ後で皆殺しにしてしまえばいいだけのことだ。
そんなことに気づかなかったなんて、と彼は内心で舌打ちした。 まぁ、今更戻ったところで処刑は終わってしまっているだろう。と小さくため息をつき、神父は止まりかけていた足を再び教会へ向けた。 その先に、影がさしていた。 |
村娘 パメラ 午前 2時 50分
教会のある丘は月を背負い、その影は神父の方に倒れ込んでくるように見える。しかし、教会の影は丘の端にすら届いていない。影がさしているのは、それよりもずっと手前だ。
神父は、顔を上げた。 そこに、蒼い眼をした、殺人鬼が立っていた。 |
村娘 パメラ 午前 2時 55分
遅かったわね、と殺人鬼は処刑されているはずの小娘の声でそういった。じゃり、と足音がして闇の中からその姿が現れる。それは、まぎれもなく、村娘のパメラだった。いつもと同じ服装をしているはずの彼女は、しかしいつもとは違った雰囲気をまとっていた。
まるで、人を殺すための機械のような そうとしかその雰囲気を言い表す言葉が思いつかなかった。 ジムゾンは黙って右足を引いた。 |
村娘 パメラ 午前 2時 58分
もはや、何故ここに、などと間抜けなことを問うつもりはなかった。目の前にこうして現れたと言うことは、彼女は村人の手を逃れたのであって、そして、報復かそれとも人狼である彼を刈り取るためかこうして彼の通り道で待っていたのだ。
パメラは、それを見て気分を良くしたらしい、へぇ、と感心するような笑みを口元にうかべると、右手に持ったナイフを器用にくるりと逆手に持ち替えた。 |
村娘 パメラ 午前 3時 2分
言わなくてもいいのかもしれないけれど
パメラはゆっくりと間合いを詰めながら口を開いた。 なんですか、 そう答えながらジムゾンは右手を開いた。瞬時に獣のかぎ爪のように変貌した右手をパメラに向ける。 別に、ただいつも言ってることだから、あなたにも言っておこうかな、って思っただけ |
村娘 パメラ 午前 3時 6分
いつもとは違い、どこか酷薄な様子でパメラは続ける。
今日があなたの命日よ、神父ジムゾン…! 直後、ジムゾンの視界からパメラの姿が消え去った。嫌な予感に後ろへ数歩後退すると、その眼前を銀光が薙いだ。 ほんの僅かな瞬間に間合いを詰められたことにさほどは驚かなかった。彼の仲間と少なくとも同等。そう思ったにすぎなかった。 |
村娘 パメラ 午前 3時 9分
速度は同等。しかし、彼女の武器がナイフ一本であるのに対し、彼はその爪、その牙が両方とも彼女にとっての致命的な武器となっている。よほど多くの村人が束になって来たら話は別だが、そうでない限り人狼であるジムゾンが負けるはずはなかった。
本来なら本気を出す必要すら感じない相手、しかしジムゾンは手加減をする気など毛頭なかった。おとなしく村人に処刑されていればよかったと思うほどの苦しみを与えてやろうと、 |
村娘 パメラ 午前 3時 15分
そう昏い笑みの奥底で思っていた。
再び間合いは10mほどまで離れていた。一瞬の斬撃の直後、殆ど一飛びで10mばかりをとった、その技量にはジムゾンとてそれなりに感心した。しかし、それだけといえばそれだけだ、彼女の攻撃は疾い、しかし、それに重量はともなっていない。高速で斬撃を繰り出すことを旨とする彼女の攻撃は確かに人間を切り裂くためならこれ以上はない武器であっただろう。 |
村娘 パメラ 午前 3時 19分
しかし、人狼が相手では話が違う。ジムゾンは彼女の次の攻撃を避けず、あえてその腕で彼女の攻撃を受けた。
じん、と鋭い切っ先がふれている感触がした。しかし、それだけだった。彼女のナイフは彼の皮膚を切り裂くことはない。腕の向こう、驚いた彼女の顔を見やり、ジムゾンは昏い笑みを浮かべながら空いている右腕をふるった。 |
村娘 パメラ 午前 3時 25分
ぱっ、っと鮮血が散った。再び元の位置に戻ったパメラのその左腕は血にまみれ、だらりと力無く垂らしている。その表情が、痛みと、力量差にゆがむのを彼は恍惚とみやった。左の爪についた血を舐め取ると、パメラの顔に嫌悪の色が走った。血の味は紛れもない若い処女の血だった。
一瞬、脳裏を彼女のいろいろな表情を見たいという衝動が駆けた。 絶望、悲嘆、屈辱、そんな表情にゆがむのを見るのはこの上ない愉しみに違いなかった |
村娘 パメラ 午前 3時 30分
天空には月。地上には二人の殺人鬼。
いつしか風はやみ、静寂の中二人は向かい合っていた。 ぽたり、ぽたり、とパメラの腕から血が滴る。その傷口から、腕から、舐めあげたとしたら、血を啜ったとしたら、彼女は一体どんな顔をするだろうか…? そんなことを考えながらジムゾンは一歩前に進んだ。 じり、と縮んでしまった距離をパメラが開く。 |
村娘 パメラ 午前 3時 33分
そうして、じりじりと教会のある丘へと近づいて行くにつれて、パメラの顔からは次第に余裕が消えていった。相手の本拠で戦うことについての不利を、彼女は既にして覚っているようだった。
そうして、あと少しで丘の麓につくという頃、パメラがとうとう隙を見せた。 丘までの距離を気にしたのか、一瞬その視線を逸らしたのだ。 ジムゾンは、それを無駄にはしなかった。 |
村娘 パメラ 午前 3時 36分
瞬間で、おそらくパメラにはジムゾンが消えたように見えたことだろう。だが、実際彼は彼女の左手側に大きく回り込もうとしたにすぎない、それを人狼の体がもつポテンシャルを最大限に生かして行っただけだ。
ものすごいスピードで世界が後退する、そうして、未だ彼の姿を捉えられないパメラが、世界が後退するのと同じ速度で近づいた。 |
村娘 パメラ 午前 3時 38分
ぞぶり、とかぎ爪を彼女の柔らかな体に突き立てる感触まで彼は思い描いていた。一瞬の後、それは現実となるはずだった。
しかし、そうなる前にパメラの、蒼く光る眼が彼をちらりと、 視た。 |
村娘 パメラ 午前 3時 42分
瞬間、ぞくりとした。
それは死の恐怖とでもいうのだろうか。未知の恐怖にジムゾンの動きが、ほんの刹那、遅れた。勝負がつくには、それすらも十分な時間だった。 とす、と耳に届いたのはそんな音だった。気づけば真っ正面にパメラが凄惨な笑みを浮かべて立っている。緩くのばされた右腕はナイフの柄を握っていて、そこから黒い液体がぽたぽたと垂れていた。月は蒼く、朱すら黒く塗り潰していく。それは、紛れもなく、ジムゾンの |
村娘 パメラ 午前 3時 45分
それを、現実と認識できなかった。
まさか、ただの人間にすぎない小娘が、人狼の体を切り裂くなど、 あり得ない、と考えたのが彼の最後の思考となった。 次の瞬間、パメラのナイフが幾筋もの銀光を描き、ジムゾンは完全に解体された。 どさり、とジムゾンの体であったものが崩れ落ち、どす黒く塗り潰された血がじわりと池を作った。 |
村娘 パメラ 午前 3時 49分
ふぅ…
とパメラは息をついた。傷ついた左腕をかばいながら静かに空を見上げる。 満ちた月は西の空へと傾き始めていて、東の星々は輝きを取り戻しつつあった。 今日という日を、勝ち取った。そんな実感が胸には訪れる。しかし、喜びはそこに浮かばない。もはや村は、運に頼らなければ勝利することすら出来ない状態にあるようだった。明日は、もはやこの月を視ることも叶わないだろうと思いながら。 |
村娘 パメラ 午前 3時 53分
パメラはジムゾンであったものに背を向け、ジムゾンが歩いてきた道を逆にたどり始めた。その先には、会議が行われていた宿と、
そして、脱走した彼女を捜し回っている村人達がいるはずだ。 彼女の右手からはするりとナイフがこぼれ落ち、地面に突き刺さる。彼女はそれに気づきながらもナイフを拾おうとはしなかった。 |
村娘 パメラ 午前 3時 56分
それは、一体、誰のための墓標であるのか、それを知るものはいない。
そこには、かつて人狼だったものがいくつもの肉片となって散らばっているだけだ。 そうして、村は危機を知ることなく、朝を迎えた… |
村娘 パメラ 午前 3時 58分
…はい、一本終了です。…とはいえ、とてもじゃないですけど長すぎですねー…時間的にもV.Sカタリナを書いている時間ないですし…
うー、自分の文才のなさにあきれモードです… |
村娘 パメラ 午前 4時 1分
とりあえず…
ごめんなさいっ、ジムゾンさんっ。イメージとはいえジムゾンさんを全力悪役にしちゃいましたっ。しかもスペースの都合でかっこよさ半減しちゃってますっ!こんなのではさぞかしお腹立ちとは思いますが、どうかお許しください。全部私の頭の中身が悪いんですっ…! |
村娘 パメラ 午前 4時 3分
と、いうわけで、私の最後の見せ場(?)V.S神父 でした。翌日、カタリナを襲撃するパメラに、銃声がとどろき、彼女は死んでしまうのですが…その、死の間際、銃を持つ村長の隣に立つトーマスが凄惨な笑いを浮かべるのを視るわけですよ。
|
村娘 パメラ 午前 4時 5分
そっちもかけたら書きたかったのですが…ごめんなさい、いろいろと限界みたいです…それでは、みなさんおやすみなさい。
こんな駄文を書いたからって、どこかで見かけても石を投げないでくださいね…? |
村長 ヴァルター 午前 4時 9分
夜更かしもしてみるもんですな。
パメラさんへおつかれさまでした。 文章リアルタイムで楽しませてもらいましたよ。 結局、最後まで信じきれずに本当に申し訳なかったです。今度会うときは敵か味方かわかりませんが、味方であるなら勝利の祝杯をあげたいものです。 |
村長 ヴァルター 午前 4時 18分
ではまた・・・・・
訓戒をこめて、私の考え方の不足した部分をここに刻んでおきます。 それは、狂人が狼側の勝利のために狼を切ることもあるということでした。 結局、その可能性の部分を完全に失念していたためにああいう考え方によってしまったのだと思います。 |
村長 ヴァルター 午前 4時 21分
狼が狂人を切る、狼が狼を切ることはあるだろうということは観念としてありましたが、その逆の部分である、狂人が狼を切るという部分については自分の考えの中の範囲外にあったようでした。
ですので、固定観念としてずっとパメラ嬢を疑い続ける結果となり、それが村の僥倖を活かすことが出来ない結果におちいったと自分の中では結論付けました。 |
村長 ヴァルター 午前 4時 24分
もうひとつは、あきらめの心の部分です。
過去ログを見ればわかりますが、どんどん深みにはまっていく村に対して、自分自身がかなり負け戦的な気分におちいっていました。 もう少し、逆転勝ちのチャンスというポジティブな考え方をもっていればもしかしたら勝ちにつながる考え方につながっていたのかもしれません。 |
村長 ヴァルター 午前 4時 32分
6日目のあの時点で狼の数は2であり、一回でも吊りを失敗すれば負けというプレッシャーに完全に自分が負けていた状態になっていたように思っています。そのため、もともと狼は1ではないかという甘い考えにおちいり、結果的に真霊能者にくってかかるということになってしましました。狩人のCO促しについてもその部分は出ています。やはり、弱気とかネガティブである考えは、どんなゲームでも同じですが、負けを引き込みます
|
村長 ヴァルター 午前 4時 34分
次の日へ
結果的に私の行動はそれを証明したような気がします。無論、村全体での反省点や狼側の巧手もあるとは思いますが、この村で楽しませていただいた一村人として、ここまでの文を自分への訓戒として残したいと思います。
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