人狼なんているわけないじゃん。みんな大げさだなあ

人狼？

おい、ゲルト！それは楽天過ぎるぞ！

じんろう？　じんろうしゃんこあい？
リザこあいのやなの。

人狼って羊も食べちゃうのかしら……。

人狼がいるという噂は本当なのか？

よいしょ･･･っと。偶然立ち寄った村でこんな騒ぎに巻き込まれるとは、俺も付いていないな。
下手に出歩くのも危ないかもしれないからしばらくこの宿に世話になる。よろしくたのむ。

人狼……怖いなぁ。

人狼かぁ…何やら物騒だね…大丈夫かな…？畑を荒らされたりしなければいいけど…

人狼…なんて恐ろしい。

ニコラスさんとやら、この村へようこそ…と普段なら笑顔でお迎えできるんだけど、今はこんな物騒なうわさが流れている状態でして…でもまぁ、あくまでうわさですから、安心してくださいね

この村に人狼！恐ろしいことになった

いよう鍬持った兄さん。あんたこの村の人だな。しばらく厄介になる。よろしくな。
へへへ、綺麗所の姉さんが２人もいるとはな。俺の悪運もまんざら捨てたものではなさそうだ。

えぇ、この村で農夫をやってるヤコブといいます、以後、お見知りおきを。
確かにこの村には、カタリナさんやパメラさんという綺麗所が居ますがあまり怪しい目で見ないほうが…（苦笑）

おっと、勘違いしないでくれ。なにも手を出そうってわけじゃない。男所帯のむさ苦しい所に比べればだいぶマシって事だ。

リザのくましゃんいないの。くましゃんしらない？
くましゃんいないとリザこまうの。

あ……くましゃんいたの。
（宿の隅のソファーに置かれた、古びたテディベアに走り寄ると、ぎゅっと抱きしめて安心した顔をしたとたんに、テディベアが話し始めた）
［やぁ諸君おそろいのようだね。我輩はヴォルフガングと申す若輩ものである。］

［ん？なんで私の後ろを見るのかね？ん？リーザの口元がかすかに動いているだと？失敬な。
君達はパペットマペットの後ろの黒い人を気にしてはいけないというセオリーを知らないのかね？］

（くまは饒舌にしゃべり続ける）
［まぁいい。我輩はそんな些細な事に気をとられるほどの小者ではない。
さて……。どうやら最初にCOをしておかねばならぬようだね。
君達もうすうす感じてると思うが……この村のリーザは少女ではない！
そう……幼女なのだよ。］

人オオカミ？

この村にやっと辿り着いてみれば、人狼だって？　まいったものだ。