人狼なんているわけないじゃん。みんな大げさだなあ

こんな僻地にたどり着いてしまった。。

人狼って羊も狙うのかしら。

きっといるのよ･･･怖いわ･･･

おまけに人狼などとは不吉な噂のある村。。
私の長くなった旅にも転機が訪れたようとしているのか。。

羊は真っ先に狙われそうだね。それで飢えが満たされなければ次は･･･

次は････ひょっとして、か弱い少女のわ・た・し！？

ぼ、ぼく、こわくて夜トイレに行けないよ…

そんなっ。命より大切な羊達なのに･･･

苦労して僻地まで物資を運んできたというのに
こんなことなら田舎で古物商でもやってるべきだった・・・

旅人仲間で何度か噂を耳にした人狼。。
しかし、これまでの旅で人が喰われるような大事件に遭遇したことはなかった。。
羊が襲われる場面は何度も見たがね。
ただの噂だと信じたいものだ。

パン。パンを食べるんだ。いいか。

に、ニコラスおじさん、ひつじさんたち、きっと　こわかっただろうね…
ぼくたちも食べられちゃったりするの？
ほんとに？

ハーッハッハ！何でもかんでも噂を信じてるんじゃねーよ。これだから田舎モンは困るぜ！

どの道半月の都行きの馬車が来るまでは
この村で生活するしかないのか
まぁ、あくまで噂は噂だろう

おぅ、アルビンとか言ったな。
何だったら歩いて隣町まで行ってもいいんだぜ。
２週間もあったら着くんじゃねーの。
道さえ間違わなかったらなぁｗ

名前はペーター君だね。
悪い噂は恐怖を呼び、恐怖は疑いと混乱を招くものだよ。
まずは、心を静めることだ。
おじさんの側においで。旅の話をしてあげよう。

ペーター、行くな。そんなどこの誰かもわからない奴を安易に信じるんじゃない。
僕のところにきてパンを食べるんだ。

パッパッパッパメラっちょー

オットーさん、
私にもパンを一ついただけないかね？
気がつけば朝から何も食べてなかったよ！

誰がお父さんだ。お前にやるパンなんてない。

もう！私のタメに喧嘩するのはヤメテよ！

パメラさんそれは違うと思う……。

宿敵カタリナ、来たわね。
村一番の美女は私よ。
そこんとこ勘違いしないでちょうだい。

人狼…。今までただの対岸の火事だとばかり思ってたのにな…。

さて、ちょっと食事に出てくる。
残念ながらパンをわけてもらえぬようだし。。
日付が変わる頃にはまた戻る。

迷える子羊に一筋の光を・・・オーメン！

パメラさん、そこは美女投票で雌雄を決しましょう！受けてたちますわ。

ジムゾンさん･･･オーメンて･･･

現在美少女、将来的には村の美女！それが私、リーザ☆

人狼か…物騒だな…

（いつまでも迷ってられないよな…よしっ！）
…カタリナ、ずっと前から君が…ッ！？
（返事がない。ただの羊のオモチャのようだ）

あっ。こんなところに見たことの無い羊の玩具が…
アルビンさ〜ん。これアルビンさんのですか？
もしそうであったなら譲っていただきたいのですが…
（これで羊達も退屈せずにすむでしょう

ついにこの村にも人狼が……

この村に人狼はいないと信じるのです。
信じるものはすくわれる…足元を。
ダミアン！

人狼とな……

あらあら、人狼だって？物騒な世の中だねぇ

＞ジムゾン
そうだな、お互いに信じあうことが大切なのかもしれん

さて、また木を切りに行ってくるんで、帰ってくるのは深夜になるかもしれん。ではいってくる。

村長さん、ジムゾンさんの発言を3回声に出して読んでみてください。
足元を掬われると書いているのですよ。
しかもダミアンって悪魔では無かったのかしら…

トーマスおじちゃん、気をつけてぇ〜
人狼が潜んでたら危ないからあまり森の奥までいかないでねぇ〜

（羊の玩具は動き出した。生きている―）
神父様は頭に６６６…と、メモ…あ、こらっ！紙を食うな紙を…イタイ！イタイって！やめ…ッ！
（―かと思ったが、気のせいだった。やはりただの玩具のようだ）

アルビンさ〜ん。何処に行ってしまわれたのでしょうか……。
壊しちゃうといけないから羊達からこの玩具は離しておきますかね。
えいっ。（しかし持ち上がらなかった。
こんなに重いものなんでここにあったんでしょう…。しょうがないから転がしましょう。
（ごろごろとヤコブさんを転がしてゆく。と同時に幕が下りて舞台は暗転

（舞台中央にスポット）
このメンバーで本当に人狼に対抗できるのだろうか……不安だ
（スポットが消え、村長は幕の後ろに引っ込む）

（暗闇の幕の後ろから）
ちょっと！アタシの服のサイズ違うわよ！リーザ！アンタまだ子供なんだからそんな色気ださなくてもいいんだよ！…まったく、だいじょうぶなのかねぇ…

ニコラスおじさん、夜寝る前にお話聞かせてね。
オットーおじさん、ぼくは、ロバのパンやが大好きなの。コルネあるならちょうだい〜！
おこづかい、200円ならもっているから。

いーじゃないのぉ、レジーナお・ば・さ・ま☆子供に見えても私もう心はレディだもぉ〜ん。

カタリナねーちゃんも、パメラねーちゃん、いつもぼくとリーザに「けんかしちゃダメ」っていうのに…。
ぼくは美人さんより　優しいお母さんがいいな。ねぇ、レジーナおばちゃん。
ぼくはレジーナおばちゃんが好きだな〜。
（だからおこづかいちょうだい！）

コラコラ、美女は俺の部屋で泊まるルールだろ？知らなかったのか？
で、誰が俺の部屋に泊まることになったんだ？決まらないんだったら今日は２人でもいいぜ・・。

（小声で）
お〜い、幕間の声が聞こえてるぞ！
もう少し静かに！！